• 2014.9.18

意外に知らない定期券での乗り越しルール

通勤・通学で電車やバスを利用している人も多いはず。そんなとき役に立つのが「定期券」です。定期券は指定した区間を長期利用することを約束した前売り乗車券ですので、普通運賃で乗車するより割安に設定されています。ここまでは予備知識としてご存知の方も多いと思うのですが、実は利用者があまり知らないルールがありますので紹介していこうと思います。

「乗り越した場合の運賃はどうなるの?」

下図で説明しましょう。
定期券の区間外乗車イメージ

A君は名古屋駅から学校のある愛知学校までの定期券を持っています。ある日、学校の先にある東海病院へ行こうと定期券で乗車しました。さて、A君は東海病院で降車するときに支払わなければいけない乗り越し運賃はいくらでしょう?
名古屋駅前から愛知学校までの普通運賃は500円、その先の東海病院までは700円です。
また、愛知学校から乗車した場合は東海病院まで400円です。

いかがですか?

恐らく、愛知学校から東海病院までの差額200円を払えばいいと思っている方が多いと思いますが、答えは400円なんですよ!

実は、定期券を使って乗り越した場合、「区間の終端である愛知学校で降車した」という扱いになります。そのため、A君は愛知学校から再び乗車し東海病院で降りたという解釈になり、この区間の普通運賃400円を払わなければいけないわけです。

そこで、こんな疑問が生じます。

「定期券の運賃が同額だったら?」

定期券の区間外乗車イメージ2

先程と同じ例なのですが、名古屋駅前から愛知学校・東海病院の定期運賃が同じ場合はどうでしょう? 「定期券の運賃が同じなら払わなくていいんじゃない?」と、思う方が多いと思いますが先程の解釈と全く同じで定期券に明示してある区間で判断します。逆を言えば、定期運賃が同じであれば遠いバス停を指定したほうがお得というわけですね。

※学割の場合、購入できる区間は自宅と学校それぞれ最寄のバス停に限られています。最寄のバス停は事業者ごとに決められていますが、通勤定期より割安なので当然と言えば当然ですね。

いかがでしたか?

今回紹介した定期券の利用方法については「一般乗合旅客自動車運送事業標準運送約款」に明記されている内容で多くの事業者で採用されている方法です。しかし、「乗り越しは差額の精算で大丈夫」という事業者もありますので、定期券の取り扱いについては事業者や自治体のホームページ等で確認してください。

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