• 2014.10.13

運転士の離職率が高い原因「不公平な道路交通」

台風19号が再び上陸しますがみなさんの地域はいかがですか?

愛知県は今夜(13日夜)一番影響を受けるようですが、幸い祝日と重なっているので通勤通学客も少ないような気がします。それにしても前回の台風18号、今回の台風19号と両方出勤の私です(泣)

さて、新アカウントでのTwitterも好評をいただいているのですが、昨夜のツイートが結構大きな反響を頂いたので今日はそのツイートについて掘り下げてみようと思います。まず、反響の大きかったツイートは…

『人の身体を預かる路線バスが一般道を走る上で与えられている優先権は「バス停からの優先発車」「優先通行帯の走行」くらいしかありません。危険が多い一般道を走るには無防備と言わざるを得ませんね。離職率が高く、人が集まらない背景の一つかもしれません。』

 

実は、路線バス運転士になって一番ストレスを感じるのが乗客のマナーより交通マナーに対して(個人差はありますが)なんですね。

というのも、運転席の後ろには多客時には60名以上の人(乗客)が乗っています。多くの乗客が乗っている中での急ブレーキや急ハンドルは転倒事故や手すりに体を打つなどの衝撃事故につながりますので、歩行者信号が点滅をはじめたら赤信号に変わることを予測して早めにブレーキを掛けるなど慎重な運転に心がけるわけです。以前から書いていますがバス車内における事故は車内事故(交通事故)として扱われますので、発生すれば事業者も運転士も処分を受けるわけです。このように、交通事故の相手は車・歩行者・自転車だけではなく車内にもあるわけです。

【関連リンク】バス車内の転倒事故1「乗客の過失を指摘されるケースも!?」

このように一般車より運転するリスクが高いにも関わらず、バスが保護されているのは「バス停前後の一般車駐停車禁止」「バスの優先発車」「優先通行帯の通行」くらいしかないわけです。その一方、「バス停前に駐車している車にクラクションを鳴らせば逆クレームが入り運転士が注意を受ける」など理不尽かつ取り締まりに不公平を感じることも数多くあるわけです。

どの業種・職種にも相応のストレスと言うのは存在しますが、正直、同じ車を運転するにしてもバスを運転するのは数倍のストレスが掛かるのが実際のところです。ドライブレコーダー(車載カメラ)の普及数が増えてきていますので、「バス停前の駐停車や割り込みなど悪質なものは映像をもとに告発できるようにしてくれれば…」などと考えることも多々。

現在のバス業界は慢性的なバス運転士に悩んでいることはメディアでも伝えられている通りで、「人がいない」→「休日出勤が増える」→「長時間勤務になる」→「過当競争で賃金が上がらない」→「辞める」→「人がいない」… と、負のスパイラルに陥っています。この状況に交通事故のリスクや道路交通への不公平さが加わり、これに追い打ちをかけるように接客サービスの向上を企業側が求めて覆面添乗(一部の事業者)をするくらいですから、正直離職率が高いのもうなずける部分ですね。

愚痴っぽい話になってしまいましたが現実の一端をご理解いただければ幸いです。

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