• 2014.10.15

台風でも走り続けた名鉄と事前運休を宣言したJR

台風19号の直撃で幕を挙げた今週。愛知県が直撃したのは13日(祝日)の夜でした。また、運の悪いことに私の乗務も遅番勤務だったので思いっきり”直撃”しましたね。

前回の台風18号から1週間、正直「またー」という感じです。しかも、両日とも自分の乗務時間と重なっているのはなんとも不運としか言いようがありません。(お祓いでも行こうかなぁ~)

ただ、今回の台風19号は祝日だったこともあり利用客は普段の半数以下という感じでした。さらに今回はJR東海が“予告運休”を宣言したこともあり人の動きは夕方までに終え直撃となった夜の利用者はほとんどゼロ。不謹慎ながら運転する側としては乗客ゼロはリスクが伴わないのでありがたいですね。

というのも、やはり台風ともなると道路上にはいろいろな物が飛ばされてきます。実際、飛散物がバス側面を直撃したこともありますし、道路に転がっている太い木の枝を踏んでしまうとタイヤがバーストする危険もあるので、回避するために急ブレーキ・急ハンドルになることもあります。

さて、今回の台風ではJRの予告運休に対しての賛否両論がメディアでも大きく報道されました。実際、東海地方の鉄道ではJR東海と近鉄が20時ごろからの運休を宣言していました。

結果、JR東海と近鉄をはじめ一部の事業者では全面運休となったのですが、名鉄は中部国際空港・豊橋-伊奈のJR共用区間・豊田線などの一部路線が運休した程度で他路線は運行を維持できたようです。このあたりは地元民からすれば「さすが名鉄」という感じなのですが、ちなみに前回の台風18号(朝に直撃)では運行を続けた名鉄の強さがメディアでも取り上げられています。

▼以下引用

大型で強い台風18号の接近により、日本各地に混乱が広がる中、その強靭さを見せつけている鉄道路線がある。「名鉄」こと名古屋鉄道だ。名古屋一帯では、JRが始発から運転を見合わせるなど、交通機関の多くがダメージを受けている。

ところが、一部区間で運転をストップしつつも、名鉄はなお運転を続けている。

地元からは、「名鉄最強」と賞賛の声が上がるとともに、「名鉄さえ止まってくれれば会社(学校)が休みになるのに……」と嘆く声も。名鉄としては、「そんなこと言われても」としか言いようがないだろう。

これに関連して話題を呼んでいるのが、1959年の伊勢湾台風直後に撮影された一枚の写真だ。

当時、高潮による被害で一帯は長期にわたって水没。排水が完了するまでの間、名鉄常滑線は海上に仮線路を設置して運行を続けた。「伊勢湾台風の中でも走っていた」というのはやや誇張だが、市民の足を守ろうとする気合はまさに筋金入りと言っていいだろう。

(引用元:Jタウンネット / 記事の一部を省略しています)

 

さて、このあたりは天災ですので事前運休を宣言したJRを一概に批判するのは筋違いかもしれません。しかし、天災も前提に運行しているのが公共交通ですから、状況に応じて対応する姿勢を貫いた名鉄は個人的に評価できる点に思えます。

一度事故が発生すれば甚大な被害となる公共交通ですから、安全・翌朝の運転を考えて事前運休を宣言したJRの対応も理解できます。しかし、前職のウェディングプランナーのように祝日でもその場に行かなければいかない人も少なからずいるわけです。そう考えると「台風の接近は予想できているのだから休校・休店・運休にすればいいじゃん!」という一般論と拮抗するのが本音です。恐らく、ウェディングプランナーをそのまま続けていたら、今回の台風でも走り続けた名鉄に感謝していると思います。

今回、私の乗務するバスは台風のピーク時こそ乗客ゼロでしたが、「乗客がいたら…」と考えるとやはり公共交通の存在意義は大きいように感じます。

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