• 2014.10.28

ネットが普及しても路線バスの情報活用は課題が多そうです

終点での折り返し時間は運転士にとっての休憩時間です。一昔前は雑誌や新聞を読むか寝るくらいしか選択肢が無かったそうですが、最近はスマホやタブレットなどネット環境が急速に普及したこともあって休憩時間も有意義なものになったそうです。

私の場合はつい1年前に運転士になったばかりですのでネットが無い休憩時間があまり想像できないのですが、ニュース・天気予報、ときには運行情報など必要な情報が手元のスマホから入りますのでかなり重宝しています。もちろん、「スマホをしすぎて目が疲れて運転に支障が…」とならないようにブルーカットなどのアイテムを活用したり、夜は使用しないなど考えて利用しています。

さて、今日の休憩時間もネットでニュースを見ていたのですが、路線バスに関して面白い記事がありましたので紹介してみようと思います。その記事は、読売新聞(ヨミウリオンライン)で掲載された「乗るほどに奥深い、路線バス」という見出しの記事です。

▼以下引用

路線が分かりづらい、本数が少なく不便と、旅行者から敬遠されていた路線バス。ところが最近、観光地で路線バスに乗ると、旅の装いの人たちで満席のことも増えてきました。路線バスが注目を集めているようです。

(略)

路線バスを使った旅行には不自由な点もたくさんありますから、準備が大切。不自由だからこそ奥が深いと割り切って、楽しみましょう。
まずは時刻表の確認が大切です。本数が少ないバスを乗り継ぐ時には、事前に細かく確認しておく必要があります。

(略)

ローカル路線バスの情報は乏しく、過疎路線は、市販の時刻表には掲載されていないことがほとんどです。バス会社のホームページを見ても、地理に疎(うと)いと、どこをどう走るのかわかりにくいでしょう。希望の路線を探すのは面倒なことがありますが、「知られざる名路線」を発見する喜びが残されているともいえます。

たとえば、南アルプス横断バスとして知られる長野県伊那市から北沢峠を経て広河原への路線。市販の時刻表上ではバスは広河原で行き止まりですが、調べれば甲府市へ抜けるバスがあることがわかります。さらに奈良田(ならだ)を経て身延(みのぶ)町へ至る南アルプス縦走路線も見つかります。伊那から身延まで6路線を乗り継ぐ日本屈指の山岳ルートです(冬季運休)。

そんなおおがかりなルートでなくても、名路線は意外なところにあります。県庁所在地のバスターミナルからの路線かもしれませんし、過疎地のコミュニティバスかもしれません。自分だけの「とっておき路線バス」を見つけられれば、あなたもバス旅の達人です。

(ヨミウリオンライン 2014年10月25日より)

記事リンク:乗るほどに奥深い、路線バス

私も旅をするのは好きで、ネットが登場する前(小学生や中学生の頃)に旅行に行ったときは分厚い時刻表を開いてバスの路線を確認し、電車とバスの乗り継ぎを調べたりしていたものです。

その頃に比べればネットでバスの路線図や時刻表がすぐ入手できるようになりましたから旅もしやすくなったのではないかと思います。ただ、複数の自治体をまたいで運行する民間バスから各自治体が運行するコミュニティーバスにシフトしたこともあって、路線図などの運行情報が自治体ごとにバラバラになってしまい把握が困難(不便)になったのも事実でしょうね。

そういう意味では、旧ブログからお世話になっている「路線図ドットコム(リンク)」さんのようなポータルサイトは非常に便利ですし、記事にもあるような「名路線」を探し出す重要な資料にもなりますから、このようなポータルサイトがもっと各地方で普及してほしいと思っています。

今回、運転士の立場としてこの記事を読んで印象的だったのは『ローカル路線バスの情報は乏しく…』という一文です。利用者の率直な声がこの一言に集約されているような気がします。

情報化社会が進み、路線図・時刻表・バスロケーション(位置情報提供)など様々なサービスが普及しても、それが自治体や事業者ごとの”点”のサービスでは不便にかわりないのかもしれません。情報も点ではなく線で結ぶ”路線”が必要なのかもしれないですね。

LINEで送る
Pocket

関連記事

人気記事ランキング

新ブログの更新情報

ページ上部へ戻る