• 2014.11.22

左折巻き込み事故を防ぐ運転士の第三の目とは!?

バスに限らず車を運転していて怖いのが「死角」の存在です。死角とは運転席から見えない部分のことです。路線バスはバス停に停車するたびに人が集まる性質がありますので乗用車やトラックなどに比べ死角に人が入り込むリスクが高くなります。

例えば、ドアを閉めて「さぁ、出発しよう!」と右ウィンカーを出した直後に左ミラーを見ると乗り遅れた乗客の姿が… と言うことがあります。中には「開けろー!」とドアを叩いてくる人もいるのですが、ミラーで映る範囲には限界がありますので発見が遅れヒヤッとすることが結構あります。

もちろん、巻き込み事故を防止するために巻き込み防止用のミラー(サイドアンダーミラー)もあるのですが、それでも夜間・雨天などの条件よっては見にくくて仕方ありません。最近は「左折時一旦停止」をしている事業者もありますが、「信号無視して突っ込んでくる自転車」「スマホ操作に気を取られ、左折車の存在に気が付かない歩行者」は後を絶ちませんから運転している側は気を使います。

余談ですが下図のようにトラックが左折する時に左側ミラーを格納したり出したりする光景を見たことがあるかもしれません。よく、右折時に左横を通過する大型車との接触を防ぐためにミラーを格納する光景は目にするのですが、左折時に格納したり出したりするのは周囲を確認しているからなんです。ミラーを格納したり出したりすると周囲が映りますので、その様子を見て左折巻き込み事故を防ぐというわけですね。

トラックミラー格納

とまぁ、危険が伴う大型車の右左折ですが、2014年6月にカメラを活用した支援装置「SurroundEye(サラウンドアイ)」をクラリオンが発表しましたので紹介したいと思います。「百聞は一見にしかず…」と言いますのでメーカーの紹介動画をご覧ください。

ご覧のように車外に取り付けられたカメラの映像を合成したものが運転席のモニターに映し出されます。実際の映像は見たことはありませんがミラーでの確認が困難な時にはかなり役立つと思います。

「ミラーと目視で十分じゃないの?」と感じる方もいると思いますが、路線バスは夜間でも室内灯を点けているけているのでフロントガラスの映り込みの影響からミラーが見にくくなります。さらに、雨が降ると他車のヘッドライトによってフロントガラスやサイドミラーの水滴が乱反射を起こして見えない時もありますから、この支援装置の効果は大きいと思います。

気になるお値段は路線バス4カメラシステム(SurroundEye)が25万9000円だそうです。そこまで高い値段ではないような気がしますので、ぜひ搭載して欲しいと思う今日この頃です。もちろん、支援装置に頼り切ることなく運転する姿勢も必要ですけどね。

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