• 2015.2.11

名古屋市交通局(市バス)にカーナビ導入。ミスを防止する一方、厳しい視線も。

度重なる運行ミスが問題視されている名古屋市交通局のバス(通称、市バス)ですが、ミス防止にむけて「カーナビ(支援システム)」が導入されることが名古屋市の2015年度予算計上によって明らかとなりました。

ちなみに平成25年度における市バスにおけるトラブルの件数は次の通りです。

 トラブルの内容 件数
 運行経路の間違い  218
 ダイヤの間違い  172
 バス停通過  131
 方向幕の間違い  88
 その他  53
(合計) 662

(名古屋市交通局HPより)

件数を多いと感じるか少ないと感じるかは車両保有台数や人の価値観による部分だと思いますが、トラブルが1日約2件は発生している計算になりますからお世辞にも「トラブルが少ない」とは言い切れないような気がします。

さて、市バスで一番多いトラブルが「経路の間違い」と「運行ダイヤ間違い」の2つです。そして、今回予算で計上されたのが「カーナビ」を使用した支援システムだそうです。

▼以下引用
市バスの運行ミスが相次いだため、運転手に正しい経路を案内するカーナビシステムを導入する。あらかじめ「進路を誤りやすい場所」として設定した交差点にバスが近づくと、画面に正しい方向が矢印で表示され、音声でも知らせる。バス停留所を早く発車しようとした場合も、ドアを閉めたときにこのナビ画面で警告する。
(2015.2.11 中日新聞)

路線バスにカーナビ導入
(画像は合成イメージです)

以前、「名古屋市バスの経路ミス問題。防ぐには物理的なシステムを導入することが有効では?」という記事でも書いたのですが、ヒューマンエラーを防ぐために精神論ではなくこのような物理的な対応を行うことは非常に大切だと思います。

しかし、高速バスなどで導入が進んでいる居眠り運転防止装置、さらに今回の支援装置など乗客に安全と安心を提供することも必要だと思う一方、このような装置を導入しなくても適正運行を行っている事業者も多いことに加え、多額の設備投資(税金)を必要としますので、乗客の視線など市バス運転士を取り巻く環境は今まで以上に厳しくなることが予想されます。運転士の方にはがんばってほしいです!

話は他業種になりますが、「マクドナルド」「すき家」「ワタミ」をはじめとする大手飲食産業の信頼低下や、現場での問題行為(異物混入・過重労働・店員の不満など)が最近クローズアップされ、経営陣と現場との意思疎通がされていないことを問題視する意見も目にします。

もちろん、市バスも例外ではなく現場で運転士がミスを起こす背景には、運用面を司る事務方にも問題があると個人的には思っていますから、今回の支援装置で事態の終結を図るのではなく、今後も体質改善に尽力してもらえればと思っています。事務方と運転士との風通しが良くなることによって、モチベーション向上(=ミス低下)につながればいいですね。

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