• 2014.9.10

「運転士はマスク着用禁止!?」その理由とは?

バスの運転士と言うと「マスクをしている」というイメージがありませんか? しかし、マスクをする理由というのはあまり知られていないと思いますので、今回は運転士がマスクをする理由について特集してみましょう。

まず、マスクを着用する最大の理由は風邪から身を守るためです。これは、運転士に限らず一般の人も自己防衛として行っている人が多いですね。特に、バス車内は電車より密度が高いですから衛生的に良い環境とは言えません。たった一人の乗客の咳(病原菌)が拡散することも容易に想定されます。さらに、冬場は乾燥しており喉に負担を掛けますし、市街地の路線では排気ガスの影響もあります。さらに週末ともなれば酒臭い匂いも充満しますから、マスクは衛生面から考えると必需品と言えます。そういうこともあり、マスクを着用する運転士は非常に多いのが現状です。

しかし、最近は接客業という観点からマスクの着用を制限する事業者も増えました。運用に一番厳しい事業者ではマスクの着用禁止が原則で、マスクを着用するために診断書付の申請書を提出させ、さらには着用許可書を名札に掲出するという徹底ぶり。正直、ここまでくると興ざめしてしまうのですが、実際はマスクをすることによって運転士の表情が見えなくなり、「運転士がなんだか怖い」という印象を払しょくしたい背景もあるようです。確かに「目は口ほどにものを言う」とも言われますし、歌舞伎では「見得(みえ)」として観客の注目を集めるほど人の目には記事では書けないほどの大きな力があります。

そう考えるとマスクの着用を制限する理由も理解できるのですが、個人的には行き過ぎのような気もします。申請書を提出するにも手間はかかりますし診断書に至っては費用が掛かる話です。そこまでしてマスクを制限するメリットが運転士という職種にあるか疑問ですし、逆に、健康面について職場の管理体制を問われる可能性もあるように思えます。

ちなみに自慢話になりますが、マスクをして乗務をしていたとき降車したお客様が、「感じの良い運転士さんだったよね」と一緒に降りたお客様と話すのが聞こえました(「まぁ、元接客業出身ですから…」なんてことを思いつつ)。たとえ、表情がマスクで隠れても言葉使いやトーンで印象に差がでるものです。そう考えると「接客業だからマスクはダメ」という発想は否定はしませんが、サービス向上を図るなら根本はマスクではないですよね。

と、マスクだけで熱い記事になってしまいましたが、実際はマスクに対して制限を設けている事業者はまだ少数のようですので、「へー」という感じで読んでいただければと思います。

そんな私は鼻炎持ちなので今日もマスクをして乗務しています!!

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