• 2015.2.21

横浜市営バスの運転士による心臓マッサージ救命劇を危機管理に生かしてほしい

横浜市営バス車内で起きた救急劇。このニュースは読んだときはスゴイと思いましたね。

▼以下引用

横浜市営バス車内で倒れた乗客の救命に貢献したとして、運転手の清水淳さん(36)が18日、青葉消防署に表彰された。清水さんは「無我夢中だった。助かってほっとした」と振り返った。

2014年11月。都筑区と青葉区を結ぶ路線バスを運転していた清水さんが後方の物音で振り返ると、通勤途中の男性会社員(66)があおむけで倒れていた。「大変だ」。信号待ちのさなか、とっさに駆け寄った。

呼吸はおろか、手首に指を当てても脈はない。すぐに119番通報。6年前の救命救急講習を思い出しながら、電話口の消防局員の指示で、救急隊が到着するまでの8分間、無心で心臓マッサージを続けた。乗客には後続のバスに乗り換えてもらった。

救急隊が自動体外式除細動器(AED)を使用、呼吸が戻った。同署によると、男性は急性心筋梗塞で、手術を受け15日後に退院、職場に復帰した。医師は「清水さんがいなければ、危なかったかもしれない」と話したという。

清水さんは後日、職場を訪れた男性に「あなたのおかげで助かった」と握手を求められた。この日、斎藤俊彦署長から感謝状を受け取った清水さんは「命の重さをあらためて知った」と語った。

(カナロコ by 神奈川新聞 2015.2.20)

私も交通事故など突然のできごとに遭遇(当事者ではありません)したことが多々ありますが、心臓マッサージなどの応急処置については全く無知の状態です。ただ、どの現場も救急を要する場面ではなかったので今思えば不幸中の幸いでしたが、「もし、今回のような状況に遭遇したら…」と思うと救命講習の大切さを痛感します。

緊急時の対応というのは一度経験すれば二度目からは多少なりともスムーズに対応できると思いますが、どれも普段経験することのできないことだけに、イザという時に備えたロールプレイングの必要性を再認識させられます。

少々話は少々逸れますが、2011年に発生した東日本大震災では東京ディズニーリゾートでの非常時対応に注目が集まりました。ご存知の方も多いと思いますが、震災発生後、リゾート内では「お土産物を物資として配給した」「避難誘導のため従業員通路を解放した」など、安全危機管理や対応能力について多くのメディアで取り上げられました。

そんなディズニーリゾートではなんと年180回も防災訓練を実施しているそうです。さすがに年180回も訓練を実施していればスタッフが自然と行動できるのはなんとなく想像できますよね。

しかし、その一方、不特定多数が利用する路線バスでは緊急時を備えた訓練と言うのは事業者ごとに価値観や方針が異なるのが実情です。もちろん、路線バスに限らず鉄道や宿泊業など他業種でも共通しますが、今回の件で言えば、「救命に対応できる運転士の育成」「AEDの整備」など、高齢化社会を前に公共交通での緊急対応の在り方を再認識させられる出来事であったように感じます。

それにしても、バスに関する最近の話題は暗いものが多かっただけに嬉しいですね!

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